著者: ピーター・アムステルダム
6月 16, 2020
キリスト教信仰を日々生きる上で重要な2つの側面は、忠実さと聖(きよ)さです。忠実であるとは、自らの決意や原則、信念を曲げずに固く守ることを意味します。忠実とは、おのれの信念を貫き、その信念をしっかりと行動に移すことです。聖さとは、品性の純粋さや高潔さのことです。そして、クリスチャンにとっての聖さとは、聖書にある神の言葉に沿って考え、信じ、行動することです。今回は、この2つの主題に関する引用句を紹介します。
「『わずかなものに忠実であること』への報いは、『多くのものに忠実であること』への報いと同じである。なぜなら、重点が置かれているのは共通する一つの言葉なのだから。それは『忠実』であり、忠実な者が『主人と喜びを共にする』ことになるのだ。」—チャールズ・S・ロビンソン
「毎日、毎時間、自分のなすべきことをしなさい。忍耐強く、徹底的に行いなさい。すべき状況になるたびに、その時に行い、それ自体を報いと考えなさい。それが人に知られ、認識されるかどうかを気にせず、必ずなすようにしなさい。」—ジェームズ・H・オーギー
「主を待ち望みなさい。雄々しく振る舞い、勇ましく行動せよ。不忠実な者にならず、自分の場所にとどまりなさい。引き返してはならない。」—トマス・ア・ケンピス
「忠実な僕は、決して辞めることがない。仕事を辞めることはできても、神に仕えることを辞めることなどない。」—リック・ウォレン
「招かれる者は多いが、選ばれる者は少なく、忠実な者はさらに少ない。彼らこそ、黙示録で10回も語られている『勝利を得る者』たちである。彼らはイエスの弟子であり、神に受け入れられただけではなく、多くの状況を通して神に試され、認められてきた者たちなのだ。」—ザック・プーネン
「私には、死ぬまで神に忠実で、魂を勝ち取る者であり続け、十字架の真の使者であり続け、最後の時までイエスの名を証すること以外に、生涯の大望の対象として選びたいものは何もない。」—チャールズ・スポルジョン
「忠実なクリスチャンは、そのままでは不快な口当たりのするこの世界を、神の口に快いものに変えていく。」—ジョン・バットリック
「神から私に与えられた召命とは、『忠実であれ』ということ。それは、この世において真実であれという使命。そして神はいつの日か、私に課してくださったことについて報いてくださる。」—グレタ・ズワーン
「私たちは、自然に忠実な弟子、夫、父親になることはない。意図を持って、そうならなければならないのだ。」—ジェラッド・ロペス
「あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。」—マタイ 25:21
「御言葉を宣べ伝える召命を神から受けた私たち全員の評価基準とは、忠実に、また、神への愛や信者への愛、失われた者への愛に満ちた心でそれを行っているか、ということである。」—ダン・デルゼル
「あなたは、忠実さのゆえに祝福され、献身のゆえに報われる。そして、『よくやった』という主の言葉を聞くこと以上の報いはない。」—カール・マティス
「あなたが忠実であるなら、神からのあの名誉を受けることになる。神の霊はあなたの心の中で、こう言われることだろう。『よくやった、よき忠実な僕たちよ。』」—アダム・クラーク
「私たちがここにいるのは、成功するためではなく、忠実であるため。」—マザー・テレサ
「多くのことを任される前に、少しのことで忠実でなければならない。」—ダニエル・ブラウン
「最も小さなことに忠実であることが、大きなことを成し遂げるために必要な力を得て、それを保ち、発揮する方法なのだ。」—アレックス・ハリス
「効果的であることを心配する必要はない。ただ真実に忠実であることに集中しなさい。」—ドロシー・ディ
「小さなことは小さなことに過ぎないが、小さなことへの忠実さは偉大なことである。」—ハドソン・テーラー
「聖書で教えられている聖さは、私たちの知識に根ざしたものではない。むしろ、復活したキリストが私たちの内に宿り、私たちをキリストに似た者に変えてくださることがその根底にある。」—エイデン・ウィルソン・トウザー
「聖さとは、聖書に記されている神の思いに従って、神と思いを一つにする習慣である。神の判断に同意し、神が憎むものを憎み、神が愛するものを愛し、この世のすべてのものを、神の言葉を基準として測る習慣である。」—J・C・ライル
「キリストが私たちのためにしてくださったことを理解するなら、感謝の念から、そのような偉大な愛に『ふさわしい』生き方をしようと努めるはずである。神に愛していただくためではなく、神がすでにしてくださったことのゆえに、聖くあろうと努めるのだ。」—フィリップ・ヤンシー
「真の聖さは、冷たく退屈なものではない。温かく、自分はそうありたいと思わせるものであり、そうありたくてたまらないものだ。別の考え方をしている人が見てきたのは、実際の聖さではなく、ただのお粗末なまねごとなのだろう。」—ナンシー・リー・デモス
「聖さは、自分の功績ではなく、それによって私たちが神と交われるようになるというものでもない。それはキリストの賜物であり、私たちが神にしがみつき、神に従えるようにする。」—ジャン・カルヴァン
「神の聖さを知り、その影響と力にあずかることができるのは、『奥の間』を別にしてはない。『神としばしば、そして長い間二人きりにならない者は、聖さの面で進歩することを期待できない』とはよく言ったものだ。」—アンドリュー・マーレー
「聖さとは、並外れたことをすることにあるのではない。それは、イエスが送られたものを笑顔で受け入れることにある。神の御心を受け入れ、それに従うことにあるのだ。」—マザー・テレサ
「真の聖さと真のキリスト教礼拝の基礎にあるのは、私たちが信じているべき福音の教理である。だから、キリスト教の教理が軽視され、捨てられ、汚される時、真の聖さと礼拝もまた軽視され、捨てられ、汚される。」—ジョン・オーウェン
「多くの人は、内なる邪悪なものを根絶することで聖くなれると思っている。そうではなく、私たちは神のために分け離されることによって聖くなるのだ。」—ウォッチマン・ニー
「聖くなりたければ、優しくありなさい。」—フレデリック・ブフナー
「苦闘や奮闘はやめなさい。主イエスの全能さにあって、力を抜きなさい。主の美しい御顔を見上げなさい。主を見つめる時に、主があなたを変えて主に似たものとしてくださる。あなたが見つめ、主が変えてくださる。聖くなるための近道というものはない。」—アラン・レッドパス
「聖さとは、自分自身を無にすることである。」—フレデリック・W・フェイバー
「聖さは、3つのことから成る。それは、罪からの分離、神への献身、主のかたちに変えられることである。最初のことについて実際にやってみて何かを知らないかぎり、最後のことについて話すのは無駄だ。」—ジェームズ・H・オーギー
「神をあがめるとは、心の中で神を敬い、人の前で神の聖さの栄光の内に神を示すことである。」—リチャード・アレイン
「聖い行為は、内なる聖さを強める。それは生命の種であり、さらなる生命へと成長していく。」—フレデリック・W・ロバートソン
「正しく聖い生活ができるためには、あなたはまず正しく聖くなければならない。」—ウィリアム・ガーナル
「私たちが求め、到達しようとしている聖さが真理であり命であるかどうかの評価基準は、それが私たちの内にさらなる謙虚さを生み出すかどうかということである。人間における謙虚さとは、神の聖さがその人の内に宿り、その人を通して輝くために必要な唯一のものだ。偽りの聖さの最大の特徴は、謙虚さに欠けることである。最も聖い者は、最も謙虚な者である。」—アンドリュー・マーレー(一部変更)
「キリストと絶え間ない交わりを持つことをせずとも、聖さの内を歩むことができると思うなら、あなたは大きな間違いを犯している。聖くありたいのなら、イエスのそばで生きなければならない。」—チャールズ・スポルジョン
「あなたが遣わされているのは、死と罪と裁きを宣べ伝えるためではなく、命と聖さと救いを宣べ伝えるためである。人々を責める証人ではなく、神のための証人となるためであり、福音、すなわちキリストご自身を宣べ伝えるためである。」—ハドソン・テーラー
「聖い生活を送るためには、まず神から新しい命を受けなければならない。『上から生まれ』なければならないのだ。」—J・バーノン・マギー
「敬虔と真の聖さに関わることは何であれ、恵みなしには成し遂げることができない。」—ヒッポのアウグスティヌス
「故意に罪を犯し続けることを自らに許し、さらに、そのことでへりくだったり恥じたりしない人が、『聖い』と言われるに値するとは、私には思えない。」—J・C・ライル
「ためらわずに聖くなろうとすることによって、自らの血統を証明できるのでないかぎり、あなたは王家の血を受け継ぎ、神から生まれたのだと言ってはならない。」—ウィリアム・ガーナル
「幸せになることではなく、聖くなることこそが、人間の最重要の目的である。」—オズワルド・チェンバーズ
「人がどんな『召命』を受けているように装ったとしても、聖くなるよう召されていなければ、聖職に召されていないことは確かだ。」—チャールズ・スポルジョン
「キリスト者の聖さとは、自分とは別の所にある法典の個々の戒律を苦労して守ろうとすることではない。むしろ、聖霊が人生においてその実を生じ、キリストの生涯に完全な形で表れた恵みを再現するかどうかの問題である。」—フレドリク・ブルース
「心と人生の聖さ。それは人間の性質の完成ではなく、内に宿る神の性質の聖さである。」—A・B・シンプソン
「地上における聖さなしに、天国を楽しむ備えはできない。天国は聖い場所である。天国の主は聖い方である。天使は聖い被造物である。聖さは、天にあるすべてに刻み込まれている。…聖くならずに死んだなら、いったいどうやって、天国でくつろぎ、幸せになれると言うのだろうか。」—J・C・ライル
「聖さはキリストへの道ではなく、キリストが聖さへの道であることを覚えていなさい。」—ジェームズ・H・オーギー
注:
聖書の言葉は、特に明記されていない場合、日本聖書協会の口語訳聖書から引用されています。
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