著者： ピーター・アムステルダム
5月 21, 2024
愛というテーマは多面的であり、神や家族、友人、隣人、そして見知らぬ人との関係という、私たちの生活の様々な面に関わっています。また、次の聖句にあるように、愛は、使徒パウロが最も大いなるものと見なしていた美徳です。
このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。[1]
本記事と、これに続く次の記事は、愛の様々な側面に焦点を当てています。聖書には、「神は愛である」[2] とあるので、このテーマは、まず神の愛についての引用句から始めるのがいいでしょう。［訳注：旧約聖書が神の愛について述べる時、日本語訳聖書では「慈しみ」「恵み」と表現されることが多くあります。］
「あなたは、私の神を知っている。私の神は愛と呼ばれている。」—マザー・テレサ
「神の愛は、単に私たち人間の愛が増幅され拡大された以上のものだ。私たちに対する神の愛は、永遠に神秘であり、計り知れず、素晴らしく、人間の予想をまったく超えたものである。」—ジョゼフ・ラングフォード
「わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみ［揺るぎない愛］を与える。」—出エジプト20:6 新共同訳
「神は、完璧さというあり得ない基準で測られた私たちの価値に基づいて、私たちを評価したり愛したりはされない。それとは逆で、神が私たちを愛してくださるからこそ、私たちには大きな価値があるのだ。」—サラ・クリストマイヤー
「神は、あなたをとても愛しているがゆえに、あなたのために命を捧げられた。何のためらいもなく、そうされたのだ。神は、あなたにとって最善のことだけを望んでおられ、あなたの信頼に十二分に値する方である。神の愛の高さ、深さ、広さを考えれば、神に身を委ねることにリスクなどまったくない。」—ローラ・ストーリー
「あなたを失望させない唯一の愛とは、変わることのありえない愛、失うことのありえない愛、人生の浮き沈みや自分がどれだけうまく生きられているかに基づかない愛である。それは、死でさえも奪うことのできない愛である。そのような愛は、神の愛以外にない。」—ティモシー・ケラー
「今日私が祈るのは、私たちが神の愛の腕に包まれているのを感じ、神の愛を確信している私たちを神が見捨てることなど決してないと心の底から知れるようにということだ。」—ビリー・グラハム
「まだ罪人であった時、わたしたちのためにキリストが死んで下さったことによって、神はわたしたちに対する愛を示されたのである。」—ローマ5:8
「人々はあなたを見捨て、世間はあなたに背を向けるかもしれない。しかし、神は常にあなたを愛しておられる。」—ギフト・ググ・モナ
「なぜ私たちの多くは、神が無条件に愛してくださっていることや、自分がどれほど良い人間であるかや悪い人間であるかは関係なく、私たちを愛するのをやめたりされないということを信じるのに苦労するのだろう。神は、私たちを見放すことも、見捨てることも、忘れることもなく、気にかけるのをやめることもない唯一のお方である。私たちがどこへ行こうとも、神は必ず、慈悲と憐れみの心で私たちを追ってきてくださる。あなたは、自分は人から愛されるような人間ではなく、誰からも気にかけてもらえないと考えているのだろうか。ちょっと立ち止まり、思い出しなさい。神があなたを愛し、気にかけてくださっていることを。神は常にそうしてくださるのだ。」—ロン・ランブロス
「神の愛は広い海のようだ。その始まりは見えるが、終わりを見ることはできない。」—リック・ウォレン
「神はありのままのあなたを愛しているが、あなたをそのままにしておこうとはされない。」—マックス・ルケード
「神の子よ、キリストはあなたのためにあまりにも大きな犠牲を払ったので、あなたを忘れることなどない。」—チャールズ・スポルジョン
「神があなたを、常に真実に愛しておられることを悟りなさい。」—カレン・ミドルトン
「神が私たちを愛しておられるのは、私たちに価値があるからではない。私たちは神に愛されているから価値があるのだ。」—フルトン・J・シーン
「あなたの人生におけるありふれたことのすべてが、神の愛の言葉である。あなたの家も仕事も、身に着ける服も、吸い込む空気も、口にする食べ物も、… 足元に咲く花も、あなたに降り注がれた神の心からのご好意なのである。そのすべてが、ただ一つのことだけを語っている。『私がどれだけあなたを愛しているか見なさい。』」—キャリル・ハウスランダー
「愛は、神のアイデンティティの核心にあり、神が語られること、行われることのすべてに織り込まれている。」—ロン・ギャラガー
「聖書が私たちに対する神の愛や、私たちが神と他の人々に対して持つべき愛について語る時、使われている言葉は常に『アガペー』であり、それは行動へのコミットメントを表している。」—リック・ウォレン
「律法主義は、私たちが変われば、神は私たちを愛してくださると言う。福音は、神は私たちを愛しておられるので、私たちを変えてくださると言う。」—タリアン・チャビジン
「あなたを傷つけ、あなたに恥をかかせ、あなたについてうわさ話をし、あなたの功績を軽んじ、あなたの本質を裁こうとする人間は常にいる。それは、私たち全員が直面しなければならない事実である。しかし、もし他人が石を投げつけてきても、神があなたのそばにいてくれる親友であると気づくなら、恐れることはないし、自分は無価値だ、孤独だと感じることもない。」—シャノン・オルダー
「神は、その無限の知恵によって、私たち全員を理解し、愛し、気にかけておられる。」—オリバー・パウエル
「愛を理解するには、真の愛の源である方、すなわち神を理解しなければならない。」—マイケル・カプト
「神について素晴らしいところは、たとえ私たちが神の愛を完全に理解できなくても、神の愛は私たちを完全に理解しているということだ。」—モーガン・ハーパー・ニコルズ
「私たちが神の子どもと呼ばれるために、御父がどれほどの愛を私たちにお与えくださったか、考えてみなさい。事実、私たちは神の子どもなのです。世が私たちを知らないのは、神を知らなかったからです。」—1ヨハネ3:1 聖書協会共同訳
「もし、私を誘拐した奴隷商人、さらには私を拷問した人たちに会うことになったなら、私はひざまずいて彼らの手にキスをすることだろう。もしそういったことが起こらなければ、今の私はクリスチャンでも宗教者でもなかったのだから。… 主は私をとても愛してくださったし、私たちも皆を愛さなければならない。… 思いやりを持たなければならないのだ。」—ジュゼッピーナ・バキタ
「あなたが年老いた神学者であろうと、人生の旅を始めたばかりの子どもであろうと、神の愛を知ることは、最も確かな魂の錨である。」—ケイ・スワトコウスキー
「自分自身を通して神に他の人を愛していただくたびに、それがクリスマスである。… そう、兄弟にほほえみかけ、助けの手を差し伸べるたびに、それがクリスマスなのだ。」—不詳
「恩寵が私たちに教えているのは、私たちがどんな人間であるかではなく、神がどんな方であるかということゆえに、神は愛してくださるのだということだ。」—フィリップ・ヤンシー
「神の光が入り込めないほど暗すぎる場所はなく、神の愛によって燃え上がるには難しすぎる心もない。」—サミー・ティピット
「私たちのすべての罪の根底にある罪とは、キリストの愛と恵みを信じることはできないので、自分の手で何とかしなければならないという、あの蛇の嘘を信じることだ。」—マルティン・ルター
「神は私たち自身を愛してくださる。私たちの愛を、新しく創造されたいくつもの銀河系の世界よりも大切に思っておられる。」—エイデン・ウィルソン・トウザー
「神の愛と好意を、自分の感覚で測ってはならない。太陽は、最も暗い日にも、最も明るい日と同じように、鮮やかに輝いている。違いは、太陽にあるのではなく、その光が注ぐのを妨げる雲にある。」—リチャード・シッベス
「神は私たち一人ひとりを、この世でただ一人の存在であるかのように愛してくださる。」—ヒッポのアウグスティヌス
「私たちは、神の慈しみに驚き、わざわざ私たちの名前を呼んでくださることに衝撃を受け、神の愛にがく然とし、今この瞬間、私たちが聖なる地に立っていることに困惑して当然である。」—ブレナン・マニング
「平凡に生きるには、人生はあまりに短く、世界はあまりに大きく、神の愛はあまりに偉大だ。」—クリスティン・ケイン
「感情は湧き上がっては消えるが、私たちに対する神の愛はそうでない。」—C・S・ルイス
「私たちに対する神の揺るぎない愛は、聖書の中で何度も繰り返し確認されている客観的な事実である。私たちがそれを信じようと信じまいと、真実なのだ。神の愛は、私たちが疑ったところで損なわれるわけではなく、私たちが信じるから生み出されるものでもない。それは、愛である神の本質そのものから出ており、神の愛する御子と一つになることによって、私たちのもとに流れてくるものである。」—ジェリー・ブリッジズ
「私たちに対する神の愛は、毎朝、日の出によって宣言される。」—不詳
「私たちは、神が私たちに抱いておられる愛を知り、信じています。神は愛です。愛の内にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。」—1ヨハネ4:16 聖書協会共同訳
「最悪の苦難の中にあり、人生のすべてが崩れ落ちているように思える時でさえ、私たちは神の永遠の愛の中に平安を見出すことができる。」—アームストロング・ウィリアムズ
「神は、あなたの過ちにもかかわらず、あなたを愛しておられる。」—テア・ハリス
「アイデンティティに関する問い（『私はどんな存在なのか』）に対する神の答えは、こうだ。『私はあなたを愛している。あなたは私にとってかけがえのない存在だ。あなたは、わが子イエス・キリストの命に値するのであり、あなたの代価として、私がその値を支払ったのだ。あなたはここに属しているし、ここにいるべき存在である。』」—クレイグ・ヒル
「私たちは不完全だが、神は私たちを完全に愛しておられる。私たちは完璧ではないが、神は私たちを完璧に愛しておられる。私たちが方位磁石もないまま道に迷ったとしても、神の愛は私たちを完全に包みこんでくれる。… 神は私たち一人ひとりを愛しておられる。欠点のある者、他から拒絶された者、不器用な者、悲しんでいる者、打ちひしがれた者でさえも。」—ディーター・F・ウークトドルフ
「わたしはあなたがたを造り、生まれる前から心にかけてきた。あなたがたが生きている間、年をとり、頭が白くなっても、わたしはあなたがたの神となる。」—イザヤ46:3–4 リビングバイブル訳
「あなたは、あなたの神、主だけが神であることをよく知らなければならない。主は信頼すべき神であり、ご自分を愛し、ご自分の命令を守る者には恵み［愛］の契約を千代までも守られる。」—申命7:9 新改訳2017
「神はそのひとり子を世につかわし、彼によってわたしたちを生きるようにして下さった。それによって、わたしたちに対する神の愛が明らかにされたのである。わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して下さって、わたしたちの罪のためにあがないの供え物として、御子をおつかわしになった。ここに愛がある。愛する者たちよ。神がこのようにわたしたちを愛して下さったのであるから、わたしたちも互に愛し合うべきである。」—1ヨハネ4:9–11
注：
聖書の言葉は、特に明記されていない場合、日本聖書協会の口語訳聖書から引用されています。
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