もっとイエスのように:希望についての言葉

著者: ピーター・アムステルダム

10月 4, 2022

[More Like Jesus: Reflections on Hope]

December 3, 2019

希望は、使徒パウロが第1コリント13章13節で挙げた3つの徳の1つです。

このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。[1]

希望(英語のhope)は、一般的な用法として「願い」「願望」を意味しますが、キリスト教で言う希望は、望んでいる良きものが得られるという期待を意味しています。

「希望は、クリスチャンの人生に安定を与えるものなので、魂の錨(ヘブル6:19)と呼ばれている。しかし、希望は単なる『願い』(こういったことが起こればいいなという願い)ではなく、神が立てられた未来の約束という確実さに結びついており、揺るぐことがないのだ。」—R・C・スプロール

「私のたましいよ 黙って ただ神を待ち望め。私の望みは神から来るからだ。」—詩篇62:5 新改訳2017

「神が与えてくださった希望は、単なる願いではない。また、その確実性が、他人や所有物、状況に依存することはない。そうではなく、聖書的な希望とは、あなたの信仰を働かせて、神が約束を果たしてくださるという確信に満ちた期待を持つことなのだ。希望は、信仰や愛と共に、クリスチャンの生活の中で常に存在すべき特性の一つである。」—ジョン・C・ブロガー

「神は、苦難の谷を希望の扉に変えることのできる唯一の方である。」—キャサリン・マーシャル

「主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災を与えようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。」—エレミヤ29:11 口語訳

「クリスチャンは、他の何を手放しても、希望を手放すことはしない。希望があれば、心が痛むことも折れることも、くじけることも沈むこともないと知っている。希望は神の光であり、栄光のきらめきであって、何ものもそれを消すことはできず、ついに魂は栄光に満たされるようになると知っているのだ。」—トーマス・ブルックス

「肺にとっての酸素の役割、それが、人生の意味にとっての希望の役割。」—エミール・ブルンナー

「キリストの十字架は、キリスト教的希望の真の根拠であり、主たる要因である。」—教皇レオ1世

「クリスチャンである私たちに、希望を失う理由などない。キリストは、神とその言葉がいかに信頼できるかを示されたのだから。」—チャック・コルソン

「(詩篇62:5にある)『希望(望み)』という言葉に注目しなさい。ヘブル語でこの言葉は、文字通りには『結びつけるための紐』を意味する。私たちは皆、安心を求めて、何かまたは誰かにすがっている。…神だけにではなく、他の何かにすがっているなら、それは細い糸、しかも間違った糸にすがっていることになる。」—ベス・ムーア

「信仰は目に見えないものに関して抱き、希望は手元にないものに関して抱くものだ。」—トマス・アクィナス

「あなたは望みがあるゆえに安んじ、保護されて安らかにいこうことができる。あなたは伏してやすみ、あなたを恐れさせるものはない。多くの者はあなたの好意を求めるであろう。」—ヨブ11:18–19 口語訳

「日々、私に最も希望を与えてくれるのは、神の恵みである。つまり、私がどんなことに直面しようと、神の恵みがそのための力を与えてくれるし、神を驚かせるようなことなど何もないのだと知っているからである。」—不詳

「この偉大で、恵み深く、輝かしい一つの事実を、あなたの霊に宿らせて、それがあなたのすべての思いに行き渡り、たとえ力を感じない時にも、あなたを喜ばせるまでにしなさい。主イエスがあなたの力となり、歌となられたことを喜びなさい。主はあなたの救いとなられたのだ。」—チャールズ・スポルジョン

「主に望みをおく人は新たな力を得…。」—イザヤ40:31 新共同訳

「他の人たちには希望のない終わりしか見えなくても、クリスチャンは終わりのない希望を享受する。」—ギルバート・M・ビーケン

「何事においても、絶望より希望を抱いたほうが良い。」—ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

「希望に勝る薬はなく、明日への期待ほどやる気を起こさせるものや、効き目のある強壮剤はない。」—オリソン・マーデン

「楽観主義は根拠のない願望であり、キリスト教的希望は神ご自身によって保証された確実なものである。楽観主義が示しているのは、良いことが実際に起こるかどうかを知らないということだ。キリスト教的希望が示しているのは、クリスチャンは生きている間毎日、そしてその後のすべての瞬間において、神ご自身の約束に基づき、最善のものはこれからやってくると心から言えるという確信だ。」—J・I・パッカー

「聖書的希望は、人生が変わるほど、未来を確信することだ。…今をどう生きるかに影響を与えるほど、未来について確信することなのだ。」—ティモシー・ケラー

「前に置かれている希望…。私たちが持っているこの希望は、安全で確かな、たましいの錨のようなものであり、また幕の内側にまで入って行くものです。」—ヘブル6:18–19 新改訳2017

「神は、あることが私たちの人生に起こるという希望や夢を与えてくださるが、その計画の正確なタイミングを私たちが知ることを常に許されるわけではない。」—ジョイス・マイヤー

「忍耐をあなたのエンジンとし、希望を燃料とせよ。」—H・ジャクソン・ブラウン Jr.

「希望は暗闇の中から始まる。ただ出て行って正しいことをしようとすれば、夜明けは訪れるという確固たる希望だ。待ち、様子を見ながら、働きなさい。あきらめてはいけない。」—アン・ラモット

「希望には二人の美しい娘がいる。その名は怒りと勇気。現状に対する怒りと、現状を打破する勇気だ。」—ヒッポのアウグスティヌス

「未来は神の御手にあるということ、それがキリスト者の希望である。」—教皇フランシスコ

「福音とはこういうことだ。私たちは、自分がこれまで信じてきた以上に、罪深く、欠点だらけである。しかし、それと同時に、自分がこれまで望んできた以上に、イエス・キリストにあって愛され、受け入れられている。」—ティモシー・ケラー

「希望とは、物事がうまく行くと信じることではなく、すべてのことを通して神が働いておられると信じることである。」—アン・フォスカンプ

「あなたの抱いている希望にではなく、希望の源であるキリストに目を向けなさい。」—チャールズ・スポルジョン

「かつて書かれた事柄は、すべてわたしたちを教え導くためのものです。それでわたしたちは、聖書から忍耐と慰めを学んで希望を持ち続けることができるのです。」—ローマ15:4 新共同訳

「希望を持っている人には、多くのことが可能であり、信仰を持っている人には、より多くのことが可能である。そして、愛し方を知っている人には、さらに多くのことが可能である。しかし、この3つの徳すべてを実践する人には、すべてが可能なのだ。」—ラウレンシオ修士(ブラザー・ローレンス)

「人間の知恵はすべて、この2つの言葉に凝縮される。『待て、そして希望せよ。』」—アレクサンドル・デュマ

「希望を失ってはならない。最も暗い時に、星が現れるのだから。」—不詳

「私たちクリスチャンの希望とは、新しい地上でキリストと共に生きることである。そこにはもはや死がないばかりか、命が本来あるべき姿で存在する。」—ティモシー・ケラー

「わたしたちは、さらに彼により、いま立っているこの恵みに信仰によって導き入れられ、そして、神の栄光にあずかる希望をもって喜んでいる。それだけではなく、患難をも喜んでいる。なぜなら、患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを、知っているからである。そして、希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。」—ローマ5:2–5 口語訳

「いつか私の父の家では、もはや別れも傷も苦しみもなくなるのだから、あなたは希望を持って将来を楽しみにできる。それは、夢のような住まいだ。」—アン・グラハム・ロッツ

「私たちはイエスから希望を得られる。なぜなら、イエスは私たちと一緒におり、将来を見通すことができるし、私たちの行くべき道をご存知だからである。」—マックス・ルケード

「主が望まれるのは主を畏れる人 主の慈しみを待ち望む人。」—詩編147:11 新共同訳

「希望という言葉を、私は信仰という意味に捉えている。そして実際、希望は、信仰が変わらずにいる状態に他ならない。」—ジャン・カルヴァン

「イエスの復活は、イエスの神性と霊感された教えの究極の証明である。それは、罪と死に勝利した証であり、主に従う者たちの復活の予示であり、クリスチャンの希望の基盤である。あらゆる奇跡の中で最大の奇跡なのだ。」—リー・ストロベル

「あなたも私も、希望を根拠に生きる生物であるということは、避けることも免れることもできない。私たちは、今どう生きているかによってではなく、後で何が起こるかを考えることによって、コントロールされている。クリスチャンの希望は、目先のことではなく、究極の未来に関係しているのだ。」—ティモシー・ケラー

「復活祭が与える素晴らしい贈り物、それは希望である。クリスチャンが持つこの希望は、神への信頼、神の究極の勝利への信頼、神の善意と愛への信頼を抱かせるものであり、何ものもそれを揺るがすことはできない。」—バジル・ヒューム

「私たちの義は主の内にある。そして、私たちの希望は、私たちの内にある恵みを行使することではなく、主の内にある恵みと愛とに満たされること、また、主が死に至るまで従順であられたことによるものである。」—ジョン・ニュートン

「キリストがおられなければ、希望はない。」—チャールズ・スポルジョン

「イエスのおかげで、あなたの人生の最も暗い瞬間にでさえ、常に希望がある。」—ティモシー・ケラー

「つまり希望は、こうなればいいという希望的観測のように、未来にとってだけ意味があるのではなく、今日の私たちにとっても意味があるものなのだ。クリスチャンの希望は、人生は無意味ななぞなぞではなく、徐々に明らかにされていく神秘であり、その神秘はイエス・キリストによって勝ち取られて、すべての人に提供される贖いの内に成就されるという信仰の上に成り立っている。」—レイモンド・J・デ・ソウザ

「あなたがたの内におられるキリスト、すなわち栄光の希望…。」—コロサイ1:27 聖書協会共同訳

「クリスマスのメッセージとは、荒廃した人類に希望があるということだ。赦しの希望、神との平和の希望、栄光の希望であり、それがあるのは、イエスが父の御心によって貧しい者となり、30年後に十字架にかけられるようにと、家畜小屋にお生まれになったからである。」—J・I・パッカー

「神だけが自分の唯一の希望だというところまで落ちたのなら、あなたは良い場所にいる。」—ジム・ラフーン


1 口語訳

 

Copyright © 2024 The Family International. 個人情報保護方針 クッキー利用方針