著者: ピーター・アムステルダム
1月 9, 2024
赦しはキリスト教の中心にあるものです。イエスは、私たちの罪が赦されるよう、十字架にかけられて死んでくださいました。聖書は、私たち信者は自分たちを傷つけた人を赦すことによって、イエスの犠牲を自分の身に映し出すべきであると教えています。
互に情深く、あわれみ深い者となり、神がキリストにあってあなたがたをゆるして下さったように、あなたがたも互にゆるし合いなさい。[1]
私たちは、私たちを不当に扱った人を赦すこと、そして、私たちが傷つけ、不当に扱った人に赦しを請うことの両方を求められています。今回は、以前に『もっとイエスのように』シリーズ[2] でこの主題について書かれたことの補足として、赦しについての引用句を紹介します。
「人を赦すことは、どうすれば学べるのだろうか。その第一歩は、イエス・キリストがあなたを赦すために何を犠牲にされたかを理解することである。あなたも私も神の赦しを受けるに値しないが、神が私たちを愛しておられるゆえに、キリストは私たちのために命を捧げてくださった。今日、主の赦しを受け入れなさい。そして、主があなたを赦されたように、惜しみなく完全に他者を赦すことができるよう、主に求めなさい。」—ビリー・グラハム
「赦しとは、起こったことを是認することではない。それを乗り越えるという選択をすることである。」—ロビン・シャーマ
「赦しがなければ、人生は恨みと報復の無限連鎖に支配されてしまう。」—ロベルト・アサジョーリ
「怒りはあなたを小さくするが、赦しは以前より大きな者へと成長させてくれる。」—シェリー・カーター=スコット
「あなたがいつでも利用できる三つの強力な資源を忘れてはいけない。それは、愛と祈りと赦しである。」—H・ジャクソン・ブラウン・ジュニア
「敵に対して怒るべきだと考える人、それが素晴らしく男らしいことだと信じている人の言うことに、耳を貸さないようにしよう。寛容であり、赦すのをいとわないでいることほど、称賛に値するものはなく、偉大で高貴な魂を明確に示すものはない。」—マルクス・トゥッリウス・キケロ
「過去の傷に執着し、古い恨みを抱いたままでいるなら、神の赦しを受け入れることはできない。」—T・D・ジェイクス
「クリスチャンでいるとは、あなたの弁解できないような行為を神が赦してくださったという理由で、あなたに弁解できないような行為をした人を赦すということである。」—C・S・ルイス
「もし本当に愛したいと願うなら、赦すことを学ばねばならない。」—マザー・テレサ
「一度だけ赦すということはできない。赦しは日々の実践である。」—ソニア・ルムジ
「幸せな結婚とは、二人の良き赦し手の結合である。」—ルース・ベル・グラハム
「恵みを経験し、自分は赦されたと感じる時、他の人に対してはるかに寛容になる。はるかに恵み深くなるのだ。」—リック・ウォレン
「赦しとは、囚人を自由にして、その囚人が実は自分であったと悟ること。」—ルイス・B・スメデス
「相手を責めると、傷口は開いたままになる。赦しだけが癒やしを与える。」—トーマス・S・モンソン
「愛することなしに赦すことはできない。これは、感傷的なことや甘ったるいことを言っているのではない。立ち上がって、『私は赦す。それはもう済んだことだ』という勇気を持つことについて話しているのだ。」—マヤ・アンジェロウ
「互いに赦し合おう。そうしてこそ、我々は平和に暮らしていける。」—レフ・トルストイ
「赦しとは感情ではなく、固い決意である。慈悲を示し、あなたを傷つけた人を責め続けることはしないという選択なのだ。赦しは愛の表現である。」—ゲーリー・チャップマン
「赦しは今始めるべきだ。赦すことを先延ばしにしても、傷を深めるだけである。恨みに執着していると、幸福が遠ざかる。人生は短く、時はすぐに過ぎ去る。今日こそが、赦す日だ。」—ウィルファード・ピーターソン
「赦しは過去を変えはしない。しかし、未来を大きく広げる。」—ポール・バーザ
「人間には、霊的に大いに必要とするものが二つある。一つは赦し、もう一つは優しさである。」—ビリー・グラハム
「赦しとは感情ではない。神の御前で正しいことをしたいと思うことから下す決断である。それは質の高い決断であり、容易なものではないし、あなたが与えられた傷の程度によっては、その過程を最後まで進むには時間がかかることもある。」—ジョイス・マイヤー
「赦す時、それで過去を変えることは決してないが、未来を変えることは確かである。」—バーナード・メルツァー
「私たちは、ひどいことなどされなかったように振る舞ったり、実際にされたことを忘れようとしたりすることによって、その人を赦すのではない。それは正直なことではないし、いずれにせよ、通常は不可能だ。そうではなく、赦しとは意図的な行為である。怒りや憎しみ(その他なんであれ、誰かから何かをされて、心の内に抑え込んだ感情)を手放し、そういったことをされたけれど、それでも相手を愛するという明確な決断なのだ。それは容易なことだろうか。いや、そうではない。しかし、神の助けによって、それは可能である。」—ビリー・グラハム
「人生には、道義に反するような悪いことがたくさん起こる。この世で起こるすべてが神の望まれていることではないが、だからこそ、私たちの人生には神が必要なのだ。つまり、赦しとは、起こったことを忘れることではなく、そこからどんな良いことが生まれたかを見出すことである。」—リック・ウォレン
「キリスト教の持つ輝きとは、赦しによって征服することである。」—ウィリアム・ブレイク
「赦したかどうかは、どうやってわかるのだろうか。赦したら、その状況について怒りを覚えるよりも悲しみを感じ、相手に腹を立てるよりも気の毒に思う傾向がある。もうそのことについて、何も言うことがなくなるものだ。」—クラリッサ・ピンコラ・エステス
「赦すこと、それは、自分自身に与えることのできる最高の贈り物の一つである。すべての人を赦しなさい。」—マヤ・アンジェロウ
「赦すことは必ずしも容易ではない。時には、受けた傷よりも、それを与えた人を赦すことの方が苦痛に感じることもある。それでも、赦しなくして平和はない。」—マリアン・ウィリアムソン
「この世に生きている間に、不当な行為が終わりを告げるのを目にすることはない。それでも神は、あなたがその不当な行為に対する気持ちを手放し、神の恵みにしがみつくことを望んでおられる。神だけが、あなたを最も深く傷つけた人を赦す力を与えることができるのだ。」—ポール・チャペル
「長く充実した人生の秘訣の一つは、誰が何をしようと、毎晩寝る前に、その人を赦すことである。」—バーナード・バルーク
「最初に傷を負わせたのは彼らだとしても、残りの傷をつけたのはあなたである。赦さないことによって、そうしているのだ。始めたのは彼らだが、あなたがそれを続けている。赦して、済んだことは忘れるようにしなさい。さもなければ、それはあなたを生きながらにして餌食としてしまう。あなたをそう感じさせているのは彼らだと思っていても、赦さないなら、あなたに苦痛を与えているのはあなた自身なのだ。」—ブライアント・マッギル
「赦さないことは、自分がネズミ駆除剤を飲んで、ネズミが死ぬのを待つようなものだ。」—アン・ラモット
「私たちは赦す能力を育て、維持しなければならない。赦す力のない者は、愛する力のない者である。最悪の者にも良い点があり、最良の者にも悪い点がある。それを悟ったなら、あまり敵を憎まなくなる。」—マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
「赦すという行為は、私たち自身の心の中で行われるものである。それは実のところ、相手とは何の関係もない。」—ルイーズ・ヘイ
「赦さないかぎり、それが誰であれ何であれ、あなたの心の中にある家賃無料スペースを占有することになる。」—イザベル・ホランド
「深い傷を負わされた時、赦すまでは回復することがない。」—アラン・ペイトン
「赦しとは単なる言葉以上のものであり、霊的変容を引き起こす心の態度だと認識することが重要である。」—ビクトリア・オスティーン
「赦しとは、踏み潰されたスミレが、自分を踏み潰したかかとに放つ芳香である。」—不詳
「赦しは神が命じられたことである。」—マルティン・ルター
「家族にとって最も大切な9つの言葉を、決して忘れてはいけない。I love you.(愛している) You are beautiful.(あなたは美しい) Please forgive me.(赦してほしい)」—H・ジャクソン・ブラウン・ジュニア
「人は、愛する程度に赦すものだ。」—フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー
「自分を傷つけた人のことを思い出して、その人の幸せを願う力を感じる時、あなたは赦し始めたのだとわかる。」—ルイス・B・スメデス
「他の人を赦せない者は、自らが天に達するために通らなければならない橋を壊してしまう。誰もが赦されることを必要としているのだ。」—不詳
「赦しは意思の行為であって、意思は心の温度に関係なく機能する。」—コーリー・テン・ブーム
「赦しはおかしなものだ。心を温め、痛みの熱を冷ます。」—ウィリアム・アーサー・ウォード
「常に、人の最良のところを見る目、最悪のところを赦す心、悪いことを忘れる精神、決して神への信仰を失わない魂を持てるよう、祈りなさい。」—不詳
「赦しとは、こういうものだ。窓を閉め、カーテンを閉じたままにしておくと、室内に湿気がたまりやすくなる。しかし、屋外では太陽が輝き、空気は新鮮だ。新鮮な空気を室内に入れるには、立ち上がって窓を開け、カーテンを開け放たなければならない。」—デズモンド・ツツ
「赦しは弱さであると考える人がいるが、絶対にそうではない。赦すには、かなり強い人でなければならないのだ。」—T・D・ジェイクス
「赦しとは、あなたから傷つけられても、私からは傷つけ返す権利を放棄すること。」—不詳
「壊れた友情は、赦しによって修復されると、かつてよりもさらに強くなれる。」—スティーブン・リチャーズ
「赦すことはできるが忘れることができないというのは、結局、赦さないと言うのと同じことだ。赦しは、記録を帳消しにするようなもので、その記録を二つに引き裂き、焼き捨て、もはや人の目に触れることのないようにすべきである。」—ヘンリー・ウォード・ビーチャー
「赦しには、信じられないほど悪い状況から、信じられないほど良いものを引き出す不思議な力がある。」—ポール・J・マイヤー
「赦すとは忘れることではなく、それよりも愛を覚えるという選択をすることだ。」—カイル・グレイ
「ほとんどの人は、痛みや喪失感を乗り越えるのに時間を必要とする。そして、赦しを先延ばしする理由は、いくらでも思いつくことができる。その一つの例は、自分にひどいことをした者が悔い改めるまで待ってから赦そうというものだ。しかし、そのように先延ばしにしていると、私たちが味わえたはずの平安と幸福が失われてしまう。」—ジェームズ・E・ファウスト
「赦しとは、時折すべき行為ではなく、常に持つべき態度である。」—マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
「赦しとは、『赦すが、忘れはしない』というものではない。柄が地面から突き出た状態で斧を埋め、使いたい時にすぐそれをつかめるようにしておくことではないのだ。」—ドワイト・L・ムーディー
「誰かに対して恨みを抱いていると、鋼鉄よりも強い感情的なつながりによって、その人や状況に縛られてしまう。赦しこそが、そのつながりを断ち切って自由になる唯一の方法である。」—キャサリン・ポンダー
「復讐を放棄し、傷を受けたことをあえて赦す時ほど、人間の魂が強く見えることはない。」—エドウィン・H・チャピン
「キリストの血は私たちの罪をすべて覆ってくれるが、神の赦しを経験するためには、私たち一人ひとりが神と個人的に向き合わなければならない。」—ルイス・B・スメデス
「赦しは心の経費節減法である。… 赦しは、怒りの代価、憎しみの代償、精神の浪費を節減する。」—ハンナ・モア
「神に赦していただく時に期待するのと同じくらい素早く、他の人を赦しなさい。」—不詳
「人を赦す場所にたどり着くのは簡単な旅ではない。しかし、そこであなたは解放されるので、とてもパワフルな場所である。」—タイラー・ペリー
「神は私たちを赦してくださる。… それなのに、私は赦さないというわけにいくだろうか。」—アラン・ペイトン
「他の人に慈悲深くあり、自分を傷つけた人を赦しなさい。それは、神があなたに慈悲深くしてこられたからである。イエス・キリストがすでにあなたを赦してくださった以上に、誰かを赦さなくてはいけないというわけでは、まったくない。あなた自身も、受けて当然の扱いをいつも受けてきたわけではないのだと覚えておきなさい。神はあなたに慈悲深くしてこられた。今度は、あなたが他の人に対して慈悲深くあることを選びなさい。」—リック・ウォレン
「育て、築く人であれ。理解があって赦す心を持ち、人々の中にある最良のものを探す人になりなさい。人々を、あなたが見つけた時よりも良い状態にしてから、その場を離れなさい。」—マービン・J・アシュトン
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