あなたは大いなるかな

[How Great Thou Art]

April 3, 2018

私とマリアが住む家のリビングルームの窓からは、なかなか美しい景色が見られて幸せなことです。山や木々、青草を眺めていると気分が高揚するし、被造物の美しさを主に感謝し、賛美したくなります。神の被造物を見ると、私は神の業とその全能の力に畏敬の念をいだきます。私たちの住む世界や宇宙全体、そしてその中にある全てを、何もないところから創造されたというその力は、人の理解を超えています。神の才気、創造性、細やかさ、そして全くのすごさや力は圧倒的であり、それについて黙想すると、自然と神を賛美し礼拝したくなるものです。

聖書の随所で、神は「全能の神」や「全能者」と呼ばれています。ヘブル語で「全能の神」は「エル・シャダイ」と書かれており、それは全能なる神、力強き神という意味です。その無限の力については、旧約聖書と新約聖書の両方に書かれています。神は「天地の造り主」、^[1] 「すべてのものを造られたかた」、^[2] 「すべての事をなされる神」、^[3] 「わたしたちが求めまた思うところのいっさいを、はるかに越えてかなえて下さることができるかた」、^[4] 「大いなる事をされることは測りがたく、不思議な事をされることは数知れない」 ^[5] かた、「みこころにかなうすべての事を行われる」 ^[6] かたです。

あなたがたの神である主は、神の神、主の主、大いにして力ある恐るべき神‥‥。^[7]

私たちが愛し礼拝している方は、それほども畏れ多く力ある方であり、ご自身の本質と一致していることであれば何でもおできになるという点が、私は好きです。言うまでもなく、不道徳や罪を犯すといったことはできません。神は「御自身を否むこと」 ^[8] も「悪の誘惑に陥る」 ^[9] こともできないのです。神の性質や本質と相反していることを成すのは、ご自身の神性を否むことになってしまいます。しかし、ご自身の性質や本質と合致したものは何でもおできになるし、神がそうされることに抵抗できる人は誰もいません。

われらの神は天にいらせられる。神はみこころにかなうすべての事を行われる。^[10]

神がいったん定められたならだれも翻すことはできない。神は望むがままに行われる。^[11]

主はそのみこころにかなう事を、天にも地にも、海にもすべての淵にも行われる。^[12]

万軍の主は誓って言われる、「わたしが思ったように必ず成り、わたしが定めたように必ず立つ。」‥‥万軍の主が定められるとき、だれがそれを取り消すことができるのか。その手を伸ばされるとき、だれがそれを引きもどすことができるのか。^[13]

天から雨が降り、雪が落ちてまた帰らず、地を潤して物を生えさせ、芽を出させて、種まく者に種を与え、食べる者にかてを与える。このように、わが口から出る言葉も、むなしくわたしに帰らない。わたしの喜ぶところのことをなし、わたしが命じ送った事を果す。^[14]

天におられる私たちの父は非常に力ある方なので、誰にも止めたり、逆らったり、負かしたりすることはできません。

今より後もわたしは主である。わが手から救い出しうる者はない。わたしがおこなえば、だれが、これをとどめることができよう。^[15]

天の衆群にも、地に住む民にも、彼はその意のままに事を行われる。だれも彼の手をおさえて「あなたは何をするのか」と言いうる者はない。^[16]

われわれの先祖の神、主よ、あなたは天にいます神ではありませんか。異邦人のすべての国を治められるではありませんか。あなたの手には力があり、勢いがあって、あなたに逆らいうる者はありません。^[17]

主に向かっては知恵も悟りも、計りごとも、なんの役にも立たない。^[18]

それほども力ある方なので、神の力の及ばないことは一つもありません。

わたしは知ります、あなたはすべての事をなすことができ、またいかなるおぼしめしでも、あなたにできないことはないことを。^[19]

ああ主なる神よ、あなたは大いなる力と、伸べた腕をもって天と地をお造りになったのです。あなたのできないことは、ひとつもありません。^[20]

見よ、わたしは主である、すべて命ある者の神である。わたしにできない事があろうか。^[21]

神には、なんでもできないことはありません。^[22]

［イエスは］こう言われた。「アッバ、父よ、あなたは何でもおできになります。」 ^[23]

ですから、そのように 「大いなる神、力も豊かであって」、^[24] 「力にすぐれ」、^[25] 「その力をもって地を造り」 ^[26] なさる神への正しい反応の仕方とは、どのようなものでしょうか。私たちの父への正しい反応の仕方とは、礼拝、賛美、感謝です。旧約聖書と新約聖書、両方の著者たちが書いているように、私たちは神にこう告げるべきです。

あなたの御業は畏るべきかな。あなたの御力は大いなるかな。 ^[27]

主よ、力をあらわして、みずからを高くしてください。われらはあなたの大能をうたい、かつほめたたえるでしょう。^[28]

主よ、大いなることと、力と、栄光と、勝利と、威光とはあなたのものです。天にあるもの、地にあるものも皆あなたのものです。主よ、国もまたあなたのものです。あなたは万有のかしらとして、あがめられます。^[29]

われらの主は大いなる神、力も豊かであって、その知恵ははかりがたい。^[30]

全能者にして主なる神よ。あなたのみわざは、大いなる、また驚くべきものであります。万民の王よ、あなたの道は正しく、かつ真実であります。 ^[31]

聖句にあるように、「あなたがたの神である主は、神の神、主の主、大いにして力ある恐るべき神」 ^[32] です。その神を知り、愛し、またその方に仕えるという祝福と栄誉に私たちはあずかっています。神の力、畏れ多さ、そして愛を覚えて、黙想しているなら、頻繁に神を賛美し、礼拝するようになるはずです。なぜなら‥‥

そのみ名は聖にして、おそれおおい。^[33]

神はその聖所で恐るべく、イスラエルの神はその民に力と勢いとを与えられる。神はほむべきかな。 ^[34]